デスクトップパソコンの電源ユニット
今日はデスクトップPCのお話になります!
デスクトップの背面には電源ユニットがくっついていて、主電源スイッチが付いています。
このスイッチを日常的にオフにしたり、電源タップのスイッチを切る習慣のある人は注意が必要です。
最悪OSが起動しなくなったり、電源が入らなくなることも…
理由や対策などについて記事にしていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
電源ユニットスイッチは消しちゃダメな理由
大きな原因としては電源ユニットや電源タップでオフにすることにより「通電が完全に遮断される点」にあります。
システムからシャットダウンしたパソコンは、実は微弱な電気がマザーボードに供給されています。
マザーボードにはボタン電池(CMOS電池)が付いていますが、これはシステムの情報を記録している重要なパーツです。
通電が止まった状態が続くとボタン電池の電池が徐々に消耗し、いずれ電池切れを起こし不具合を引き起こします。
ボタン電池が切れるとどうなる?
ボタン電池が切れた時の挙動を見てみます。
パソコンからビープ音が鳴る
電源を入れた時などにいつもは鳴らないビープ音が鳴ることがあります。
ビープ音はパソコンの様々な不具合を特定できる機能ですので、積極的に活用しましょう!
マザーボードにもよりますが、数字をLEDを表示しエラー内容を知らせるものもあります。
メンテナンス時に原因特定にとても役立ちます。
パソコンの時計が狂う
パソコンを起動するたびにタスクバーの時計が狂う現象も見られます。
この現象が起きたら「ボタン電池が消耗しているな」と判断し、ボタン電池を交換しましょう。
BIOS・UEFIが勝手に起動する
ボタン電池には「BIOS・UEFIのデータを保存しておく」という役割があるので、電池が切れるとこれらのデータが失われます。
※電池が切れていなくても、3か月程度電池への電力供給が止まるとリセットされるようです。
システムが入っているHDD・SSDを見失ったり、起動する順番がリセットされたりしますので、下のOSが起動しなくなる不具合に繋がります。
OSが起動しなくなる
最悪なケースとしてOSが起動しなくなることもあります。
パソコン起動時にフリーズやブルースクリーンが発生することもあれば、そもそも電源ボタンを押しても無反応なケースなど…
ボタン電池の消耗ではない場合もありますが、これが原因な事もあります。
もちろん電池ですので、正常に使っていても電池切れを起こすことがあります。
だいたい3年〜4年、もって5年と言われていますので、消耗した場合に備えて電池を交換する手順もご紹介したいと思います。
ボタン電池の交換方法
1.まずはパソコンがシャットダウンされていることを確認し、電源ユニットのスイッチをオフにします。(ボタン電池を交換しますので、主電源もオフで大丈夫です)
2.パソコンのケースを開けたらボタン電池が付いている個所を確認しましょう。
PCIeソケットの周辺や基盤の端っこに付いていたりしますが、見つからなければ取扱説明書で確認できます。
3.銀色のノッチが付いていますので、それを押し込んであげると今付いているボタンが外れるはずです。
4.無事外れたら、新しいボタン電池を差してあげましょう。
電池の+が上になるようにします。
これで完成です。
ちなみにボタン電池は多くの場合「CR2032」という型が使われています。
コンビニや家電量販店でも数百円程度で売られていますので、予備としていくつかストックしておくことをおすすめします!
節電するために
主電源をオフにすることで確かに若干の節電効果があります。
しかしパソコンが起動しなくなって高い修理費を支払うケースも意外とあり、これでは本末転倒になってしまいます。
パソコンを節電するために、電源オプションから省電力設定にしたり、こまめにスリープモードにすることが効果的です。
電源オプションは「コントロールパネル」→「電源オプション」という順番でアクセスできます。
まとめ
パソコンの不調はとても不便で、遭遇するとストレスが溜まりますよね。
今回の内容は大手パソコンショップからも注意喚起されている内容で、気を付けたい項目の一つです。
ドスパラ→https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_desk_plugsoket
思わぬ操作でパソコンに負担をかけることも多いので、長く使うために対策方法や知識を蓄えておくことが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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