楽曲のアレンジをする
楽曲にはAメロ、Bメロ、サビといったパートが存在しています。
多くの楽曲には王道のパターンがありますが、作編曲中に構成を練りなおしたり他のパターンも試してみるのも面白いです。
例えばA→B→サビ→A→B→サビのパターンから、サビ→A→B→A→B→サビにアレンジしてみたいという場面があったとして、
「ここからここまでがサビだから...イベントを分割して全部選択して...Aメロの前にスペースを開けて...」
と大掛かりな作業が必要になります。
そんなアレンジを自由自在にできる機能がStudioOneには搭載されています!
今回は便利機能「アレンジトラック」について見てみましょう。
アレンジトラック
まずはアレンジトラックを表示してみます。
「グローバルトラック表示」ボタンからドロップダウンリストを表示させ、アレンジトラックをクリックしてみましょう。
普通のイベント作成のように、鉛筆ツールでセクションを作成することができます。
セクション情報の変更
右クリックのメニューウィンドウからセクション名やセクションカラーを変更できます。
セクションカラーは下の三角形をクリックすることで、HSLのカラーホイールやRGBのカラースライダーを表示することができます。
6桁のカラーコードで思い通りの色を指定することもできますので、自由度は高いです。
プリセットを読み込むことであらかじめ用意されたカラーピッカーが表示されます。
自分で作成することも可能ですので、お好みでカスタマイズしてみましょう!
構成を変更する
セクションのカットや複製、削除も可能ですので、動画でご確認ください。
コピペすると自動的に右にずれ、削除すると左にずれる仕様になっています。
すべてのセクションを選択したり、セクション内に重なっているイベントをすべて選択することもできます。
Alt+ダブルクリックでセクション内のイベントを選択
Shift+ダブルクリックですべてのセクションを選択
が行えますので試してみましょう!
マーカートラックとの連携
マーカートラックとの連携も可能です。
マーカートラックにセクションを反映したり、マーカー情報を保ったままコピーや複製をすることができます。
右クリックから「アレンジセクションからマーカーを作成」を選択するだけなので、とても便利ですね!
インスペクタの活用
アレンジのインスペクタを利用することで、リスト表示することも可能です。
ドラッグして順序を入れ替えたり、編集画面と同様の右クリックメニューも利用することができます。
セクション名の左にマークがあるので、楽曲全体に対しての再生バーの位置が把握しやすいのもポイントです。
まとめ
今回はアレンジトラックについての解説をいたしました。
楽曲を再編集したり構成を考える上でとても頼もしい機能なので、ぜひ覚えていただけると幸いです。
他にもたくさんの便利機能をご紹介していますので、他の記事もあわせてご覧ください♪