VST、AU、AAXとは
エフェクトやソフト音源を購入した際によく目にするVST、AU、AAX
- コンプやリバーブなどのエフェクト
- ソフト音源
などを追加するためのオーディオプラグイン規格です。
これらはDAWによって使えるものが違います。
この記事では、それぞれの規格の解説やDAW別にどれが使えるかなどを解説してみたいと思います!
インストール方法
DAWは指定したフォルダに置いてある.dllや.vstファイルを読み込みます。
一番確実なのはDAWの設定からプラグインのロケーション(フォルダ)を確認してみましょう!
そこに.dllや.vstをドラッグ&ドロップするだけでOKです。
インストーラー形式のものはデフォルトでよく使われるフォルダが指定されているはずです。
詳しいインストール方法については以下の記事もぜひご覧ください♪
Cubase|インストゥルメントの読み込み、VSTの追加方法
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規格の解説
VST(Virtual Studio Technology)
CubaseやWaveLabを手掛けるSteinbergによって開発された規格で
インストゥルメントをVSTi、エフェクトをVSTと呼び分けることもありますが、
2つをまとめてVSTと呼ぶこともありますので、ちょっと紛らわしくなっています。
Win/Macどちらの環境でも使用できます。
AU(AudioUnit)
Appleが開発した規格でMac OS Xから登場しました。
iOSのために作られていますので、iOS上でしか使用できません。
Mac環境であればApple社製Logic以外のDAWでもAUが使えます。
AAX(Avid Audio eXtension)
Pro Toolsを作ったAVID社によるプラグイン規格
Pro Toolsでは他のVSTやAUが使えないので、このAAX限定でのインストールになります。
Pro Tools以外では使用できないPro Toolsのための規格です。
Win/Mac両方に対応しています。
DAWごとの対応規格
DAW | 対応規格 |
Cubase | VST |
Ability / SSW | VST |
BITWIG | VST |
Music Maker | VST |
Reaper | VST |
SONAR | VST |
Studio One | VST、AU |
Ableton Live | VST、AU |
FL Studio | VST、AU |
Digital Performer | VST、AU |
Logic | AU |
Pro Tools | AAX |
Windows版とMac版
Win版VSTとMac版VST
どちらも同じVSTなので使い回してそのまま使えそうなのですが…
実際は別物と考えたほうが良いです。
それぞれWin版、Mac版のインストーラーや配布ページから使用環境にあったものをDLしましょう。
まとめ
他にも今は使われていないプラグイン規格などもありますが、現在主流なのはこの3つです。
大体のDAWがVSTに対応しているので、LogicやPro Toolsを使わない限りVSTがあれば問題なさそうです。
定番商品や気に入ったソフトを購入する際に、この記事が参考になればとても嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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