ミックス時の重要機材
ミックスやマスタリングで正しく解像度の高い音で判断するのはとても重要です!
普段ヘッドホンだけで行っている場合、スピーカーを使えばより正確でクオリティの高いミックスを行うことができます。
今回はモニター用途のスピーカーについての記事を書かせていただきます。
なぜモニタースピーカーが必要?
モニター用のヘッドホンやイヤホンもあります。
これらはレコーディングや制作中には力を発揮してくれます。
ヘッドホンのスピーカー部分が耳に近いので、細かい音が聞き取りやすく粗を修正しやすいからです。
ミックスやマスタリングの場合、部屋の残響感や楽器間のバランス・定位感を正確に聴く必要があります。
そこで耳から離れたモニタースピーカーが重要になってきます。
制作中はヘッドホン、ミックス以降はスピーカーと使い分けるのがおすすめです!
スピーカーの設置方法
実はスピーカーの置き方によって聞こえ方やバランスが大きく左右されます。
ここでは理想的な設置方法を考えてみたいと思います。
全部取り入れるのは難しくても、ちょっとした工夫でより良いリスニング環境にすることができます♪
スピーカーと自分は正三角形
自分とスピーカーの三点が正三角形になるようにしましょう。
スピーカーと左右の壁の距離を揃える
なかなか部屋の構造によっては難しいですが、スピーカー左右の壁との感覚は揃えたほうが良いです。
もしも壁との距離が近い場合は吸音材を設置するなど反響対策をするのもおすすめです。
ツイーターの高さと耳を揃える
スピーカーの上についている小さいスピーカーをツイーターと呼び、高音域を担当しています。
これの高さを耳と同じにすることが理想的な設置となります。
耳より高いと低音が弱くなり、低いと低音が膨らんでしまいます。
自分の後ろの空間を広くする
これも部屋によっては難しいですが、自分の後ろの間隔を広くすることもおすすめです。
壁が近いと反響した低音成分などが強めに出ることがあります。
間隔を大きくするか吸音材等で反響対策をしましょう。
スピーカーの前を塞がない
スピーカーの前にディスプレイやオーディオインターフェースが塞がないように注意しましょう。
スピーカーの向きを斜めにして自分の方へ向かせるのもおすすめです!
机に直置きしない
最後に、机に直起きすることで机と共振して響きが変わることがあります。
専用のスタンドか、インシュレーターなどを下に敷いて共振を抑えましょう。
ここからはモニタースピーカーとして人気のあるモデルを5つご紹介させていただきます!
予算は2万円から3万円から選んでいます。
※2021年12月現在のAmazon価格を参考に、下に行くほど金額が上がります。
人気のモニタースピーカー
TASCAM / VL-S3
コスパに優れたVL-S3
20,000円を下回る価格ながら、解像度の高い出音のスピーカーです。
小さめのボリュームで割と近い場所に設置するシーンが向いています。
とりあえず一台モニタースピーカーを持っておきたい人におすすめです。
価格は18,000円ほど
再生周波数帯域 | 80Hz〜22kHz |
アンプ出力 | 14W |
入力系統 | RCAピン/ステレオミニ |
サイズ | 110x170x138 mm |
JBL / 305P MkII
音が高解像度で分離感に優れた305P MkII
とてもフラットでありながらリスニングとしても楽しめるスピーカー。
コスパもレビューもよくおすすめの機種です。
価格は22,000円ほど
再生周波数帯域 | 43 Hz〜24kHz |
アンプ出力 | 41W |
入力系統 | XLR/標準フォーン |
サイズ | 298 x 185 x 231 mm |
PreSonus / Eris E4.5
StudioOneなどを販売しているPreSonusのEris E4.5
広いステレオ感が特徴で、しっかりと音の定位が捉えられます。
2万円台とは思えないというレビューも多く見られます。
価格は24,000円ほど
再生周波数帯域 | 70Hz〜20kHz |
アンプ出力 | 25W |
入力系統 | TRSフォーン/RCAピン |
サイズ | 163 x 241 x 180mm |
YAMAHA / MSP3
モニタースピーカーの定番としてよく名前の上がるMSP3
愛用ユーザーの多さが高品質さを物語っています。
バランスがよくクリアな出音が特徴で、聞き疲れしにくいのもポイントです。
価格は26,000円ほど
再生周波数帯域 | 65Hz~22kHz |
アンプ出力 | 20W |
入力系統 | RCAピン(アンバランス) XLR & フォン(バランス、パラレル) |
サイズ | 144x236x167 mm |
FOSTEX / PM0.4c
繊細でフラットな音で聴けるPM0.4c
低音から高音までクリアーで原音忠実なのが特徴です。
楽器の定位感も優れているのでミックス用として力を発揮してくれます。
価格は27,000円ほど
再生周波数帯域 | 60Hz〜20kHz |
アンプ出力 | 30W |
入力系統 | RCAピン |
サイズ | 130×220×169mm |
まとめ
今回はモニタースピーカーについて書かせていただきました。
ミックスやマスタリングをする場合、モニター用のスピーカーとヘッドホンを両方使って制作するのが理想的です。
自宅だとそんなに大きな音が出せないシーンも多いと思いますので、小型のスピーカーで小さめにチェックするだけでもかなり変わってきます。
皆様が使いやすいモニタースピーカーに出会えることを祈っています!
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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