最近の投稿もぜひ!

機材 DTM

DTM|ミックスの質を上げるモニタースピーカー 予算3万円で5機種

Monitor-Speaker

ミックス時の重要機材

ミックスやマスタリングで正しく解像度の高い音で判断するのはとても重要です!

普段ヘッドホンだけで行っている場合、スピーカーを使えばより正確でクオリティの高いミックスを行うことができます。

今回はモニター用途のスピーカーについての記事を書かせていただきます。

なぜモニタースピーカーが必要?

モニター用のヘッドホンやイヤホンもあります。

これらはレコーディングや制作中には力を発揮してくれます。

ヘッドホンのスピーカー部分が耳に近いので、細かい音が聞き取りやすく粗を修正しやすいからです。

 

ミックスやマスタリングの場合、部屋の残響感や楽器間のバランス・定位感を正確に聴く必要があります。

そこで耳から離れたモニタースピーカーが重要になってきます。

 

制作中はヘッドホン、ミックス以降はスピーカーと使い分けるのがおすすめです!

スピーカーの設置方法

実はスピーカーの置き方によって聞こえ方やバランスが大きく左右されます。

ここでは理想的な設置方法を考えてみたいと思います。

全部取り入れるのは難しくても、ちょっとした工夫でより良いリスニング環境にすることができます♪

スピーカーと自分は正三角形

自分とスピーカーの三点が正三角形になるようにしましょう。

Speaker1

スピーカーと左右の壁の距離を揃える

なかなか部屋の構造によっては難しいですが、スピーカー左右の壁との感覚は揃えたほうが良いです。

もしも壁との距離が近い場合は吸音材を設置するなど反響対策をするのもおすすめです。

Speaker2

ツイーターの高さと耳を揃える

スピーカーの上についている小さいスピーカーをツイーターと呼び、高音域を担当しています。

これの高さを耳と同じにすることが理想的な設置となります。

耳より高いと低音が弱くなり、低いと低音が膨らんでしまいます。

Speaker4

自分の後ろの空間を広くする

これも部屋によっては難しいですが、自分の後ろの間隔を広くすることもおすすめです。

壁が近いと反響した低音成分などが強めに出ることがあります。

間隔を大きくするか吸音材等で反響対策をしましょう。

Speaker3

スピーカーの前を塞がない

スピーカーの前にディスプレイやオーディオインターフェースが塞がないように注意しましょう。

スピーカーの向きを斜めにして自分の方へ向かせるのもおすすめです!

Speaker5

机に直置きしない

最後に、机に直起きすることで机と共振して響きが変わることがあります。

専用のスタンドか、インシュレーターなどを下に敷いて共振を抑えましょう。


 

ここからはモニタースピーカーとして人気のあるモデルを5つご紹介させていただきます!

予算は2万円から3万円から選んでいます。

※2021年12月現在のAmazon価格を参考に、下に行くほど金額が上がります。

人気のモニタースピーカー

TASCAM / VL-S3

コスパに優れたVL-S3

20,000円を下回る価格ながら、解像度の高い出音のスピーカーです。

小さめのボリュームで割と近い場所に設置するシーンが向いています。

とりあえず一台モニタースピーカーを持っておきたい人におすすめです。

価格は18,000円ほど

再生周波数帯域80Hz〜22kHz
アンプ出力14W
入力系統RCAピン/ステレオミニ
サイズ110x170x138 mm

JBL / 305P MkII

音が高解像度で分離感に優れた305P MkII

とてもフラットでありながらリスニングとしても楽しめるスピーカー。

コスパもレビューもよくおすすめの機種です。

価格は22,000円ほど

再生周波数帯域43 Hz〜24kHz
アンプ出力41W
入力系統XLR/標準フォーン
サイズ298 x 185 x 231 mm

PreSonus / Eris E4.5

StudioOneなどを販売しているPreSonusのEris E4.5

広いステレオ感が特徴で、しっかりと音の定位が捉えられます。

2万円台とは思えないというレビューも多く見られます。

価格は24,000円ほど

再生周波数帯域70Hz〜20kHz
アンプ出力25W
入力系統TRSフォーン/RCAピン
サイズ163 x 241 x 180mm

YAMAHA / MSP3

モニタースピーカーの定番としてよく名前の上がるMSP3

愛用ユーザーの多さが高品質さを物語っています。

バランスがよくクリアな出音が特徴で、聞き疲れしにくいのもポイントです。

価格は26,000円ほど

再生周波数帯域65Hz~22kHz
アンプ出力20W
入力系統RCAピン(アンバランス)
XLR & フォン(バランス、パラレル)
サイズ144x236x167 mm

FOSTEX / PM0.4c

繊細でフラットな音で聴けるPM0.4c

低音から高音までクリアーで原音忠実なのが特徴です。

楽器の定位感も優れているのでミックス用として力を発揮してくれます。

価格は27,000円ほど

再生周波数帯域60Hz〜20kHz
アンプ出力30W
入力系統RCAピン
サイズ130×220×169mm

まとめ

今回はモニタースピーカーについて書かせていただきました。

ミックスやマスタリングをする場合、モニター用のスピーカーとヘッドホンを両方使って制作するのが理想的です。

自宅だとそんなに大きな音が出せないシーンも多いと思いますので、小型のスピーカーで小さめにチェックするだけでもかなり変わってきます。

皆様が使いやすいモニタースピーカーに出会えることを祈っています!

 

最後までご覧いただきありがとうございました♪

monitor-headphone
定番の人気モニターヘッドホン6個!コスパ・普段使いはこの機種!

モニターヘッドホン ヘッドホンのモニター用途とリスニング用途は使い道が違うという解説を以前書かせていただきました。 まだお読みでない方はぜひそちらもご覧ください! 今回はそんなモニターヘッドホンにフォ ...

続きを見る

headphones-monitor
リスニングヘッドホンとモニターヘッドホンの違いは?実は別の用途

音楽を聴く環境 みなさんは音楽を聴くときにどんな環境で聴きますか? スピーカー、イヤホン・ヘッドホンいろいろな機材がありますが、この記事はヘッドホンとイヤホンについて深く見ていきたいと思います。 イヤ ...

続きを見る

  • この記事を書いた人
皆見勇斗-MinamiHayato-

皆見勇斗-MinamiHayato-

音楽について”いいな”と思った機材や情報を発信するブログです! ぜひTwitter・YouTubeのフォローもよろしくお願いします♪

-機材, DTM