タイミングのずれ
Cubaseで楽器や歌を録音した時にタイミングがずれてしまったことはありませんか?
レコーディング中ですぐに録り直せる場合は再度レコーディングすればOKです。
ですが後日編集時に気づいたり、急ぎで録り直せない場合は手間がかかってしまいます。
こんな時はCubaseに備わっているAudioWarpで簡単にタイミングを修正しましょう!
AudioWarp
AudioWarpは音を伸ばしたり、逆に縮めたりすることができるツールです。
オーディオのタイミングの修正や、面白いサウンドを作り出すことができます。
早速AudioWarpを使っていきたいのですが、今回はサンプルとして以下のようなオーディオデータを用意してみました。
拍に合わせて弾いたものですが、2小節目がずれてしまっています。
2小節目の1拍目と2拍目のタイミングが遅れてしまっていますね。
これを修正していきましょう!
AudioWarpを有効にする
まずはAudioWarpを有効にしてみましょう。
最初にオーディオをダブルクリックしてエディターに切り替えます。
次に左サイドバーにあるAudioWarpタブを開きます。
最後にフリーワープモードをオンにすればOKです。
ポイントを追加する
タイミングをずらす前に、ポイントを追加する必要があります。
ポイントはセクション分けのような役割を持ち、変更したくない部分を固定することができます。
任意の部分をクリックするだけでポイントが作られます。
自然なサウンドにするコツとして、波形の頭や音が途切れた無音部分をポイントに設定してみましょう!
タイミングを調節する
ポイントが設定出来たらタイミングを調節します。
波形の頭をドラッグして拍の頭に合わせましょう。
ヒットポイントを活用する
上の方法でももちろん可能ですが、ヒットポイントを活用すればもっと時短することができます。
スレッショルドを決めることで、そのスレッショルドを越えたゲインの部分に自動でポイントを設定します。
今回のように音が規則的だったり音量差が激しい場合は有効な方法となります。
スレッショルドを決めたらワープタブに反映させて、タイミングを整えましょう。
まとめ
今回はAudioWrapについて解説いたしました。
タイミングを調整するだけでなく、音を引き延ばしたり早送りにすることで面白い効果を生むことができます。
ぜひ色々試して楽曲制作にお役立てください!
次回は楽器やボーカルのピッチを調節するVariAudioについて解説させていただきますので、ぜひそちらもご覧ください♪
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