ホームシアターの世界
皆さんはご自宅の音響機器にこだわっていますか?
良いスピーカーを持っていれば、音楽や映画の鑑賞の際により感動を味わえます。
オーディオの世界ではスピーカーを2つ使うものから、10個以上もスピーカーを使うものもあります。
特に映画鑑賞においては、スピーカーの数が増えることで音の臨場感や迫力が大きく変わってきます。
今回の記事では3つ以上スピーカーを使う”ホームシアターの世界”を解説させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください♪
ウーファー、サブウーファーについて
ウーファーはスピーカーの中でも低音域専用のスピーカーのことを指します。
スピーカーといえばこんな形がイメージできますが、上の小さいスピーカーが高音用で、下の大きいスピーカーが低音用というように分けてあったりします。
高音用がツイーター、低音用をウーファーといいます。
このようにスピーカーに内蔵されているものをウーファーといい単体で低音用として使用するものをサブウーファーといいます。
チャンネルの数による名称
スピーカー1つに対し1ch(チャンネル)という数え方をします。
モノラル~ステレオ
1chだけの音をモノラル、スピーカーが2つあれば2chでステレオになります。
2chのステレオにサブウーファー(SW)を足すことにより2.1chに変わります。
2.2chであれば2chのステレオとSW2個の組み合わせになります。
サラウンド
2chを超えると前面だけでなく横や後ろにスピーカーを置く形になります。
スピーカーに囲まれている様子からサラウンドと呼びます。
5.1chは5つのスピーカーと1つのSWからなるシステムです。
スピーカーの構成は
- フロントレフト(FL)
- フロントライト(FR)
- サラウンドレフト(SL)
- サラウンドライト(SR)
- センター(C)
- サブウーファー(SW)
の6つです。
そこから背面に1つスピーカーを追加した6.1chというものもあります。
5.1chから更に2つのスピーカーを増やしたものが7.1chです。
5.1chの6つに加え
- サラウンドバックレフト(SBL)
- サラウンドバックライト(SBR)
の2つが追加されます。
多いものだと9chや11chなどもありますが、それを活かせるソース(動画や音楽などのメディア)が少ないことも課題の1つです。
最新のホームシアター
近年ではホームシアターも進化し、平面上のサラウンドから3Dの立体サラウンドが得られるように工夫されています。
例えば、5.1chの構成から更に天井に2つのスピーカーを追加することで5.1.2ch、天井に4つのスピーカーを追加することで5.1.4chとなります。
Dolby Atmos技術によるもので、映画館でも臨場感を出すために導入されているシステムです。
立体的に迫力のある音を楽しめるのがメリットですが、その分スピーカーの数もかなり増えますので、導入費用や設置場所の工夫が必要になります。
おすすめのホームシアターは?
これから導入したい方や音響にこだわりたい人なら5.1chをおすすめします!
大きな理由は、7.1chでさえ活かしきれるシーンが少ないためです。
ドルビーアトモスに対応したVODは
- Netflix
- Amazonプライム・ビデオ
- U-NEXT
- ひかりTV
- Disney+
- Apple TV+
といくつかありますが、対応しているタイトルは少ないです。
Netflixはオリジナル作品が中心で、Amazonプライム・ビデオやU-NEXTも執筆時点では30タイトルありませんでした。
しかし5.1chまでなら対応している作品はかなり増えます。
全てではありませんが
- U-NEXT
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
- ビデオマーケット
では5.1ch対応タイトルが用意されています。
注意点として、パソコンからだと5.1chが非対応の場合がありますので、ChromecastやAmazon Fire TV Stickなどを用意する必要があります。
DVDやブルーレイの映画で考えても、DVDは5.1ch対応作品があるものの多くて6.1chまでです。
ブルーレイの場合パッケージにドルビーアトモスの記載があれば7.1chまで楽しめそうですが、大半は5.1chとなっています。
5.1chのソースをAVアンプの力で7.1ch用に変換することができます。
それをアップミックスといい、強制的に7.1chで楽しむという方法もあります♪
まとめ
ホームシアターやスピーカーの世界はまさに”沼”
スピーカー1つでもこだわれば1本100万円を超えるものもあります。
導入にはコストが掛かってしまいますが、お家で本格的な映画がいつでも楽しめるなら最高ですね!
まずは5.1chのスピーカーやアンプを揃えて、後々7.1ch以上に増設させていくのも楽しいと思います。
最初から増設を視野に入れている場合は、7.1ch出力のアンプにとりあえず5.1ch分のスピーカーを繋ぐという方法もあります。
ホームシアターを組む際にはぜひ参考にしていただければとても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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