DTMにはMIDIキーボード
DTMをするならMIDIキーボードがあると効率が違います。
マウスでポチポチとMIDIを入力していくこともできますがやはり時間がかかってしまいます。
MIDIキーボードは小さいものでも一つは用意した方が良いです。
今回はMIDIキーボードを選ぶ際にどのような部分に気を遣うべきなのか、どんな種類があるのかなど、MIDIキーボードに焦点を合わせて記事を書いていきたいと思います。
MIDIキーボードの鍵盤数
まずはMIDIキーボードの鍵盤数について見ていきたいと思います。
グランドピアノ・アップライトピアノの鍵盤数は88鍵盤で約7オクターブですよね。
MIDIキーボードやシンセサイザーの場合はもっと鍵盤数が少ないものも用意されているんです。
メロディラインを打ち込んだり少ない鍵盤数で良い方は
25鍵、49鍵
2オクターブ~4オクターブのモデルがオススメです。
携帯性の良さや置き場所に困らないコンパクトなところがメリットです。
小型なのでわりと低価格で購入することができるという点も手を伸ばしやすいですね!
逆に家に据え置きしてバリバリ作曲に活用したい、ピアノみたいに弾きたいという人は
61鍵、88鍵
5オクターブ~7オクターブのモデルが便利です。
ほぼピアノを弾いているのと同じようなプレイアビリティでDAWへ入力ができます。
サイズが大きい分、MIDIコントローラーも種類も豊富になります。
これ一台でなんでもできるというような自由度の高さも魅力的な点です。
では次のポイントを見ていきましょう!
鍵盤のタッチ
鍵盤のタッチもMIDIキーボードを選ぶときにはよく考えて探したほうが良いです。
大きく分けて3つのタッチがあります。
- ライトウェイト鍵盤
- セミウェイト鍵盤
- ピアノタッチ鍵盤
1番からだんだん重いタッチになっていきます。
ライトウェイト
これが一番軽いもので、楽器屋で一番安いキーボードを思い浮かべていただけると分かりやすいと思います。
あるいはノートパソコンのキーボードタイピングしてみましょう。
・・・スカスカです。笑
グランドピアノと比べるとたいぶ感覚が違いますが、メリットは重い鍵盤より素早く入力することができます。
鍵盤に慣れてない人は、このタイプを選択すると弾きやすいかもしれません。
セミウェイト
そして2番目に重いのがこのセミウェイトです。
本物のピアノほどは重くないですが、若干のウェイトがある感じです。
この重みがMIDIキーボードとして一番使いやすいのかなと思います。
軽すぎても重い鍵盤に慣れていると違和感がありますし、重すぎても長時間の作業で疲れることがあります。
最もバランスが良いのがこのセミウェイトです。
ピアノタッチ
名前の通り、これが一番ピアノに近い感触です。
重さも打鍵しているように感じられるので、生のピアノに慣れた人でも違和感の少ない重さになっています。
MIDI鍵盤としてもピアノの練習用としても使用できるので、そういう用途の方にはオススメしたいウェイトです。
DAWへの対応
基本的にどんなMIDIキーボードでもDAWに接続することができます。
しかしMIDIキーボードによっては、特定のDAWとの連携に特化しているものが存在します。
M-AUDIO
M-AUDIOの一部機種ではDirectLinkという機能があり、Ableton Live、Pro Tools、Logic Pro、Cubaseなど主要なDAWと簡単に連携できます。
Novation Launchkey
Novationの一部MIDIキーボードはAbletonLiveに特にマッチするように作られています。
InControlテクノロジーでほかのDAWとも簡単に連携を済ませることができます。
YAMAHA KXシリーズ
「AI Functions」が搭載されていて、CUBASEが使いやすくチューニングされているのが特徴です。
MIDIコントローラー
鍵盤以外にもDAWを効率的に操作するためにさまざまなコントローラーが内蔵されているものがあります。
例えばM-AUDIOのOXYGEN61のインターフェイスを見てみましょう!
左の方から順番に
- オクターブチェンジボタン
- ピッチベンドホイール
- モジュレーションホイール
- 9フェーダー
- 8ノブ
- 8パッド
- スタート/ストップボタン
- レコーディングボタン
などなど搭載されているようです。
ほかにもサスティーンON/OFFボタンや、巻き戻し/早送り機能など、マウスでDAWを操作することなく手元で操作できたりもするので、MIDIコントローラーの部分にも目を通しておくと参考になりますよ♪
1万円以下でオススメのMIDIキーボード
圧倒的コスパで選ぶKORG microKEY-25
とにかく安い!
DTM初心者のかたは「とりあえずこれを持っておいて損はないんじゃないかな」というような位置づけです...笑
サスティンボタンが付いているので、サスティンペダルをお持ちでないという方でも重宝するのではないかと思います。
ノートパソコンとこのキーボードを重ねて移動できるほどコンパクトですので、邪魔にならないのが良いですね。
もう1周り大きいサイズ M-Audio Keystation Mini32 MK3
5,000円前後で買えて32鍵盤あるこちらの機種もよく使われるMIDIキーボードです。
こちらはPro Tools firstということで、ProToolsに特に使いやすく設計されている機種です。
ピッチベンドがボタンで付いているので、ホイールとどの程度操作感が違うのが気になるところです。
豊富なコントローラーM-Audio Axiom AIR Mini 32
こちらは10,000円以内で買える鍵盤として大変評価が高いモデルです。
上のKeystation Mini と同じコントローラーを搭載しつつ、8つのノブと8つのパッドが付いています。
再生/停止ボタンと録音ボタンもあるので、操作しながらの演奏でかなり効率的に働いてくれるはずです。
まとめ
今回はMIDIキーボードについて、鍵盤の数やウェイト、一万円以下で買えるオススメの機種などについて書かせていただきました。
気になる機種や機能はありましたか?
みなさまがDAWをやる中で、マウスで操作するのでは時間が掛かってしまうものでも「MIDIキーボードやフィジカルコントローラー*で大幅な時短」ができるケースもあります。
みなさまの操作の癖や重宝する機能で選ぶというのもとても良い選択だと思います。
極めていくうちに複数のMIDI入力装置を使いこなすというのも、効率が上がって大変素晴らしいと思います!(机のスペースは取られますが・・・汗)
フィジカルコントローラーの世界もいろいろとありますので、追ってご紹介できればと思います。
*フィジカルコントローラー(midiコントローラー)・・・MIDIを入力するのに特化したコントローラー
今日も最後までご覧いただきありがとうございました!
みなさまの充実したDTM生活を応援しています♪
※追記
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