音量変化の方法
DAWにはオートメーションをはじめ、ゲインやモジュレーション等の変化を加える機能が備わっています。
StudioOneにも同様の機能がありますが、オーディオイベント単位で適用できる「ゲインエンベロープ」という機能も用意されています。
ゲインエンベロープならではのメリットがありますので、今回は詳細をみてみましょう!
ゲインエンベロープ
メリット
ゲインエンべロープの利点は細かい音量調整をエフェクト適用前に簡単にかけられる点です。
インサートエフェクトのように機械的に一括加工するのとは違い、思い通りで自然な調整をすることができます。
またインサート前にゲインエンベロープを行うので、その後のインサートエフェクトも良い結果に繋がりやすいです。
ただし、調整できる範囲は±24dBですので、過剰な変化を加えるのには向いていません。
ゲインエンベロープの有効化
早速ゲインエンベロープを使ってみましょう!
オーディオイベントを右クリックして「ゲインエンベロープ」の右のボックスをONにします。
イベント内に水平線が表示されるので、クリックして編集点を作成してみましょう。
編集点を移動することでゲインが変化していきます。
ゲインエンベロープのリンクと解除
ゲインエンベロープはデフォルトでリンクされます。
複製をして片方を編集してみると、連動して値が変化します。
動画でリンクの解除方法を見てみましょう。
リンクを解除するには「オーディオ」→「新規クリップバージョン」
をクリックします。
これで別々にゲインエンベロープを設定することが可能となりました。
ゲインエンベロープの削除
最後に設定したゲインエンベロープを削除してみましょう。
右クリックから「オーディオ」→「ボリュームエンベロープをリセット」を選択するとすべてのエンベロープが削除されます。
特定の編集点を選択してDeleteキーで削除、Alt+ドラッグすることで範囲選択をまとめて削除することも可能です。
まとめ
今回はゲインエンベロープについて解説いたしました。
オーディオを細かく分割してゲインを調節していると、手間も時間もかかります。
ゲインエンベロープはその作業を簡単にできてしまうのでぜひ活用していきたい機能です。
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