設定で使いやすさも変わる?
StudioOneはインストールしたばかりの状態でも便利に使うことができます。
しかし、設定を少しいじるだけでも使いやすさが一気に向上することもあります。
そのためには設定項目に何があって、何がカスタマイズできるのかということを把握する必要があります。
この記事では設定ウィンドウを細部まで見ていきたいと思います!
設定
まずは設定ウィンドウを開いてみましょう。
上部メニューバーより「Studio One」→「オプション...」
をクリックして開きます。
5つのタブが用意されていますので、順番に見てみましょう。
一般タブ
一般タブは
- 一般
- アピアランス
- キーボードショートカット
- ネットワーク
の4つが分けられています。
一般は言語や起動時の動作が指定できます。
4K以上の高解像度ディスプレイを使うシーンでは「高DPIモード」も用意されています。
アピアランスではUIの色相やコントラストなどをカスタマイズすることが可能です、
作ったプリセットを保存して他の環境でも適用することもできます。
キーボードショートカットではよく使う機能にショートカットキーを設定できます。
簡単な昨日から少し複雑なものまでありますので、確認してみましょう。
ネットワークタブはシンプルです。
「リモートコントロールアプリ...」はタブレット等でStudio One Remoteを利用する時に使用する項目です。
ロケーションタブ
ロケーションタブは5つのタブがありますが、データの場所を指定するものばかりです。
- ユーザーデータ
- ファイルタイプ
- サウンドセット
- インストゥルメントライブラリ
- VSTプラグイン
ユーザーデータはソングやプロジェクトなど、作り出したデータを保存するフォルダを指定します。
自動保存についても設定できるので、突然DAWが落ちた際にも安心です。
ファイルタイプでは定義されているデータ形式を確認できます。
また、自分で拡張子などを登録することも可能です。
サウンドセット、インストゥルメントライブラリ、VSTプラグインはそれぞれ
- サウンドセット・・・Studio Oneに付属するVSTインストゥルメントやループ音声
- インストゥルメントライブラリ・・・追加したいSoundFont
- VSTプラグイン・・・追加したいVSTエフェクトやVSTインストゥルメント
を格納するフォルダを指定します。
VSTエフェクトやインストゥルメントを追加しない場合は「起動時にスキャン」をオフにしておきましょう。
毎回スキャンしなくなるので、起動時の時短になります。
オーディオ設定タブ
こちらのタブでは、CPUやドライバなどシステムに関連する項目を設定できます。
- オーディオデバイス
- プロセッシング
オーディオデバイスではオーディオドライバを変更したり、オーディオインターフェース本体の設定画面に飛ぶ事ができます。
プロセッシングのドロップアウト保護は、CPU負荷があった時の音切れ(ドロップアウト)を減少させる機能です。
処理精度はより高精度な処理を行いますが、CPU負荷が上昇します。
32bit整数で録音し、64bit精度に対応したエフェクトを使用していないと恩恵はありません。
外部デバイスタブ
このタブではMIDIキーボードやフィジカルコントローラーを登録/削除する時に使用します。
様々なメーカーごとに予めキーボードが用意されています。
見当たらなければ新規キーボードから自分で設定することも可能です。
詳細タブ
詳細タブではStudioOneの細かい挙動を設定することができます。
- 編集
- オートメーション
- オーディオ
- MIDI
- コンソール
- 同期
- ビデオ
- サービス
ここは項目がとにかく多いので、自分の環境で使えそうなものを有効にすることをおすすめします。
まとめ
今回は設定ウィンドウについて解説させていただきました。
意外と細かい部分までカスタマイズできるStudioOne
音色やプロジェクトをSSDに保存する、バッファーやサンプルレートを適切な値にするなどでも快適さが変わってきます。
自分が使いやすいように設定することで作業効率も上がりますので、積極的にカスタマイズしていきましょう!
他の記事でもStudioOneの便利なスキルを解説していますので、ぜひご覧ください♪