音楽を聴く環境
みなさんは音楽を聴くときにどんな環境で聴きますか?
スピーカー、イヤホン・ヘッドホンいろいろな機材がありますが、この記事はヘッドホンとイヤホンについて深く見ていきたいと思います。
イヤホンやヘッドホンはいろいろなキャラクターがありますよね。
- ドンシャリ
- フラット
- かまぼこ
などがよく音の傾向として挙げられます。
この音傾向を知っていれば好みの音のイヤホンやヘッドホンが探しやすくなります。
まずはこの音傾向について解説していきたいと思います!
イヤホン・ヘッドホンのキャラクター
フラット
フラットという名前の通り、原音に忠実で低音が強調されたりしない音傾向になります。
ドンシャリ
低音と高音が強調されて、中音が若干削られているのがドンシャリです。
ベースやドラムのキックが”ドンドン”、ドラムのシンバルが”シャリシャリ”
という特徴から”ドンシャリ”と呼ばれています。
かまぼこ
逆に中音が強調されて、低音高音が若干削られているのが”かまぼこ”です。
図で見たときにかまぼこのように見えることからそう呼ばれています。
この中で僕が一番オススメするのは「フラット」です。
フラットをオススメする理由
音楽をしっかりと分析しようとした時、正確に発音してくれる環境が一番大切です。
ドンシャリは低音や高音が好きな人にとって一番楽しく聴けるチューニングです。
しかしそれを強調するあまり作者の聞かせたい音から離れてしまう可能性もあります。
逆にかまぼこは、極端に言えば低音高音をカットしすぎてベースの動きやドラムのハットのリズムがぼやける可能性もあります。
そういった理由でできるだけ原音に忠実なフラット傾向のイヤホン・ヘッドホンをオススメします!
ここから下はモニター向け機材について見てみましょう。
リスニングとモニターの違い
実はイヤホンやヘッドホンには「リスニング」と「モニター」という用途が違うものがあります。
リスニング向け・・・楽しく音楽が聴けるようにチューニングされたもの。長時間の使用でも、疲れずに長く聴いていられるよう作られているのが特徴。
モニター向け・・・音源をできるだけ忠実に、できるだけ解像度の高く正確に聴かせるためのもの。楽曲を作るときにミスや違和感がないか、原音を確認するためのもの。
という違いがあります。
つまり「リスニング用のフラット」をもっとプロ向けに、より忠実にしたものが「モニター用イヤホン・ヘッドホン」になります。
見分け方としては、発売されているものは基本リスニング用途と考えたほうが良いかもしれません。
モニター用途で探せばいくつか有名なイヤホン・ヘッドホンが出てくるので、そこから探すのが一番確実です。
モニターヘッドホンのメリット・デメリット
モニターヘッドホンはさまざまなメリット・デメリットがあります。
メリット
・正確な音を得られる。
正確に音が分かるということは大きなメリットです。
自分が作曲するときにも確認できますし「ここは音量のバランスを整えよう」「ここのコードを変えてみよう」ということにもすぐ気づけます。
市販の曲でも楽器間の音量バランスや楽器の定位感、ボーカルの息遣いまで繊細に聞くことができます。
反対にデメリットもあります。
デメリット
・機材によっては聞き疲れする
モニター向けといっても若干の音傾向はあるのですが、ガチガチのモニター機器だと聞いていて疲れる感じもあるかもしれません。
音の解像度が高いということはそれだけ音の情報量が多いので、慣れるまでは無理をせずリスニング用途と併用するのもオススメです。
・全体的に高い
プロユースに設計されてることが多いので、多くのものが高級機になります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回はイヤホン・ヘッドホンの音傾向について解説させていただきました。
この記事を通してリスニング用とモニター用の違いについて理解が深まれば嬉しいです。
以下は実際におすすめのヘッドホンを紹介した記事になりますので、こちらもぜひご覧下さい♪