ヘッドホンのカスタマイズ
DTMやレコーディングのみならず、音楽をもっと楽しむためのアイテムがヘッドホン。
好みもありますが、ヘッドホンのほうがスピーカーも大きく臨場感や音質の面で大きなメリットがあります。
モニターヘッドホンの記事でリスニングとモニター機種の違い、定番のおすすめ機材などご紹介しましたが、今回は更にもう一歩踏み込んでいきたいと思います!
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ヘッドホンのイヤーパッドを取り替えよう
イヤーパッドで何が変わるのか
イヤーパッドで何が変わるのかについて見ていきたいと思います。
大きく2つ挙げると
- 着け心地が変わる
- 音の傾向が変わる
イヤーパッドを変更する事でパッドの高さとパッドの材質を選ぶことで着け心地や音の傾向が変わります。
パッドが高くなるとスピーカーから耳の距離が広がり、キンキンとした音からふくよかな低音が増します。
反対に音がこもっていたり中高音が物足りない場合は、低めのパッドがオススメです! 高音域が前に出て、定位感も増します。
また使用している材質によっても特徴が変わりますので、まとめてみたいと思います。
パッドの材質による変化
本革や合皮
革製のものはは密度が高く遮音性が高いので音漏れが少ないです。反響が強いので臨場感のある音が特徴です。
密閉感が強いのに比例して蒸れやすく汗を書きやすいです。 合皮はマメにメンテナンスしないと傷みやすいので、まめに手入れをするか定期的に買い替える必要があります。
ベロア・スエード
吸音性が増して余計な反響を吸音してくれますので、スッキリとした音の傾向になります。
広い帯域でバランスが良く聞きやすい材質で定位感が捉えやすいです。
革製品に比べて蒸れにくく装着感が良いです。
マイクロファイバー、スポンジなど
密閉感が1番少なく、音場も広く抜けが良い音に聞こえます。正確な音を捉えるのには不向きなので、モニター用であれば他の材質を選んだほうが良いかもしれません。
通気性がよく柔らかい質感なので長時間の使用にも適しています。
MDR-CD900STとイヤーパッド
僕はレコーディング中MDR-CD900STを使用して録音していますが、僕には装着感が合いませんでした。
画像の通りかなり薄くて硬めなので、立ち耳な人だと辛いかなと思います。
新品のパッドでも常にスピーカーに耳がぶつかり、僕も長時間の使用は厳しかったです。
そこで、高さのあるもの皮製のパッドに替えたところかなり快適になりました!
MDR-CD900STの突き刺さる高音もマイルドになったので、交換して正解でした。
実際にイヤ-パッドを取り換える手順もご紹介してみたいと思います。
MDR-CD900ST|イヤーパッドの交換方法
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こちらがずっと使っていたMDR-CD900STです。
新品の時から薄めの印象で、日に日にへたってきました。
まずは今まで使っていたパッドを取り外しましょう!
どこか1か所からグイっと引っ張ってやると隙間が空きますので、そこから外していきます。
外したら中のスピーカーやスポンジが出てきます。
汚れていればスピーカーの中を傷つけないように優しく掃除してあげましょう。
ここに汚れがたまっているとカチカチ音がしたり音が悪くなりますので、できればまめに掃除してあげると長持ちします。
両方が取り外せたら新しく付け替えるイヤーパッドを用意します。
今回は革製で厚めのこの商品にしました。
純正に比べると驚くほど厚みが違います!
早速新しいのを着けていきたいのですが、画像に見えるイヤーパッドの中の黒いスポンジ
これが外れるものとくっついているものがあります。
くっついているものはそのままで、別々のものはスピーカーの上に乗せるかこのように中に入れて忘れないようにしましょう。
外すときと同じように1か所引っ掛けて、そこから周りを覆うように装着していきます。
最後のほうはパツパツかもしれませんが、ある程度は引っ張っても大丈夫ですので、多少強引に引っ掛ければOKです。
最後にパッドの位置を整えて綺麗にしたら完成です。
お疲れさまでした!
これで新品同様快適に使用することができました。
装着感に関してはそれ以上かもしれません♪
まとめ
今回はヘッドホンのイヤーパッドについて書かせていただきました。
イヤーパッドって意外と気にしないですよね。
たまに割れてボロボロになったイヤーパッドを見かけますが、少しの手間で音質も向上することがあるのでまめにお手入れしてあげましょう!
お持ちのヘッドホンのイヤーパッドが取り外し出来そうであれば、「ヘッドホンの名前 イヤーパッド」で検索してみてください。
いろいろなイヤーパッドが検索できると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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