最適なラウドネス値
ストリーミングサービスでリリースする場合、ラウドネスの設定はとても重要です。
ラウドネスノーマライゼーションで音圧を下げられることのないよう、理想的なLUFSに設定しましょう。
LUFSについて、ラウドネス戦争、サービスごとのラウドネス値などはこちらで詳しく解説しています。
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今回はLUFSを測るラウドネスメーターの定番をまとめてみたいと思います!
定番ラウドネスメーター
Levels / Mastering The Mix(有料)
ミックスやマスタリングに役立つプラグインを制作している「Mastering The Mix」
LevelsというプラグインでLUFSを確認することができます。
- PEAK
- STEREO FIELD
- LUFS
- LRA
- DYNAMIC RANGE
- BASS SPACE
が1クリックで切り替えできて直感的です。
https://www.masteringthemix.com/products/levels
試用版も用意されていますので、気になる方はお試しください。
https://www.masteringthemix.com/pages/plugins-for-music-producers
MasterCheck / Nugen Audio(有料)
MasterCheckは世界中のテレビ局やMA現場といったプロも使うメータープラグインです。
Spotify、Apple Music、Google Play、YouTubeといった主流なサービスから、TVやラジオに適したマスタリングをサポートします。
メディア業界でも使われているので、品質には定評があります。
単品購入の他
バンドルにも含まれています。
https://nugenaudio.com/mastercheck/
Insight / iZotope(有料)
AIを取り入れたミックスやマスタリングツールを提供するiZotope
Insightは色々な機能が盛り込まれたメーターツールです。
ステレオから7.1.2 Atmosまでのマルチチャンネルにも対応し、3Dサウンドマッピングで音を可視化することもできます。
UIのカスタマイズ性も自由度が高いです。
のバンドルにもRXが含まれています。
https://www.izotope.jp/jp/products/insight-2/
RX9 / iZotope(有料)
同じくiZotope社製のRX9
メインはオーディオリペアソフトなのですが、他にも様々な機能が含まれています。
Loudness Controlパネルを使い、LUFSを測ることができます。
上の欄に詳細が表示されているので分かりやすいですね!
下のメーターで希望するLUFSやピークを指定することで、楽曲のラウドネスを自動で設定することもできます。
https://www.izotope.jp/jp/products/rx-9/
ちなみにRX8にもLoudness Controlパネルがあり、RX7のスタンドアローンソフトでもWaveform Statsから楽曲のLUFSを測ることが可能です。
RXには
の3つのグレードがあります。
のバンドルにもRXが含まれています。
WLM Plus Loudness Meter / WAVES(有料)
DTMをするなら持っておきたいWAVES
WLM Plus Loudness Meterは優れたメーターで、愛用者も多いプラグインです。
コンパクトなUIに必要な項目が詰め込まれています。
単体で購入する他に
バンドルにも含まれています。
https://wavesjapan.jp/plugins/wlm-loudness-meter
Loudness Meter 2 / Youlean(無料/有料)
Loudness Meter 2は無料版と有料版があるプラグインです。
無料版でも基本的な機能は不自由なく使うことができます。
有料版にすることでストリーミングプリセットの増加、ダイナミクスグラフやUIテーマの変更など細かい設定が追加されます。
価格も50$以下なので、コスパも良いプラグインとなっています。
https://youlean.co/youlean-loudness-meter/
MLoudnessAnalyzer / Melda Production(無料)
MLoudnessAnalyzerは無料で提供されているプラグインです。
ラウドネスのIntegratedはLU表示となっています。
絶対値のLUFSに比べてLUは相対値です。
左上のTARGETを0.00LUFSに設定することで、LUをLUFSと同じ数値にすることができます。
下の画像の場合、この楽曲のLUFSは-11.8LUFSということになります。
インストールするには、様々なプラグインを一括インストールできる”MFreeFXBundle”をダウンロードしましょう!
https://www.meldaproduction.com/MLoudnessAnalyzer
Orban Loudness Meter(無料)
Orban Loudness Meterも無料で使えるソフトです。
DAWなどで使うプラグインではなく、スタンドアローンソフトとなっています。
使い方は、このソフトを立ち上げオーディオインターフェースを設定するだけです。
あとはソフトの下にある電源ボタンを押し、パソコン上で音源を再生すれば測定が始まります。
右の四角いボックスに表示されている数値がLUFSのIntegrated値です。
まとめ
今回はLUFS/LKFSを確認できるツールを8つご紹介させていただきました。
ハイスペックなものからお手軽なものまで様々ありますが、まずは無料のものからステップアップするのもおすすめです。
見るべき数値が分かれば、他のソフトでも違和感なく馴染めるはずです。
この記事が参考になればとても嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
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