はじめに
StudioOneで新しい楽曲やプロフェクトを作る時は新規ソングや新規プロジェクトを立ち上げる必要があります。
StudioOneでは楽曲制作の他に、マスタリングやリリース準備、ステージでの利用など、一つのソフトで様々な工程をこなすことが可能です。
今回の記事ではソング、プロジェクト、ショーの違いや使用用途の解説から、実際に立ち上げるまでを見ていきたいと思います!
ソング、プロジェクト、ショー
ソング
ソングは楽曲を作るモードです。
オーディオやMIDIを入力していき、ミックスをして2MIXを仕上げます。
楽曲が完成したら下のプロジェクトやショーへ移行します。
プロジェクト
プロジェクトは複数の楽曲をインポートしてマスタリングできるモードです。
楽曲間の音量バランスや統一感、曲間のタイミングなどを設定してストリーミングやCDへ最適化します。
CD用にDDPデータとして書き出すことも可能です。
ショー
ショーはライブで活躍するモードです。
ショーを駆使できれば演奏や休憩、MC時のBGMなども思い通りに操ることができます。
ソングの操作感と似ている上、同じエフェクトを使用できますので、慣れた操作感でリアルタイムにステージを演出することができます。
ここからは実際に新規作成を見てみたいと思います。
新規作成
新規作成をするために、まずはStudioOneを立ち上げて「スタートページ」を開きます。
カーソルの置いてある「新規...」ボタンをクリックするか上部のメニューから
「ファイル」→「新規...」をクリックしましょう!
ソングの新規作成
ソングの作成はテンプレート「レコーディングとミックス」を選択します。
名前と保存ディレクトリを選択して、プロジェクト設定を行います。
プロジェクト設定は
- サンプルレート
- 解像度
- タイムベース
- 長さ
- テンポ
- 拍子
- キー
などを予め設定可能です。
プロジェクトの新規作成
プロジェクトはテンプレート「マスタリングとリリース」を選択します。
こちらはシンプルで、名前や保存ディレクトリ、サンプルレートを設定するのみとなっています。
DDPファイルをインポートしたい場合は下にある「トラックをDDPイメージからインポート」をONにしましょう。
筆者はCD用に書き出したDDPを確認するため、再度インポートして仕上がりをチェックすることをよく行います。
ショーの新規作成
ショーはテンプレート「リハーサルとパフォーマンス」を選択します。
名前と保存ディレクトリ、サンプルレートを設定するのですが、更にインポートモードというものが用意されています。
セットリストとステムが選択できますが、それぞれ以下の意味になります。
- セットリスト→曲目、曲順など使用する音楽のリストのこと
- ステム→楽曲の中でドラム、ストリングス、キーボードなどのグループごとに書き出したデータのこと
を指します。
用意してあるデータによって使い分けましょう!
まとめ
今回は新規ソング、プロジェクト、ショーの立ち上げについて解説いたしました。
StudioOneはできることがとにかく多いDAWです!
これらの機能を活用して様々なシーンでクオリティの高い作品を提供していきましょう♪